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2020年4月28日発売のイブニング2020年10号は休載です。
薬師療会の幸田にマンションの理事会を乗っ取られたと主張する元理事長陸部、覚醒剤をもられて全裸で走らされたと断言する村長!
果たして幸田の目的とは何なのでしょう。
高家は、薬師療会を胡散臭い新興宗教だと怪しんでいます。
しかし、紐倉は科学者の目で合理的にこの団体を見極めているみたいですよ。
でも最初は余り乗り気に見えなかった紐倉が積極的に薬師療会を調べようとしたのでしょうか?
どうやらその理由は、この団体のマークにあるようです!
海外で見たことがあるというそのマークにどのような秘密が隠されているのでしょうか?
二人は、薬師療会の目的を究明する為に療養ステイに参加するのでした。
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それでは、2020年4月14日発売のイブニング2020年9号に掲載されているインハンド29話デメテルの糸④のネタバレと感想をお届けします!
インハンド29話デメテルの糸④のあらすじ
薬師療会の療養ステイに潜り込んだ紐倉と高家。
そこで見たのは、ポジティブな言葉を唱和しながら歩く参加者たちの姿でした。
「私は素晴らしい」「私はどんどん良くなってきます」「ここは素晴らしい」・・・
そんな言葉を繰り返しながら自然の中を練り歩く集団。
ちょっと異様な風景ですが、フランスの精神科医が作り上げたこの方法は、紐倉に言わせるとかなりの効果があるみたいですよ。
次は、毛糸アートの作成。
そこで紐倉の目を引いたのが見本として飾られているメキシコ先住民のアートです。
その中心に描かれている模様が薬師療会のマークとそっくりだからでした。
それこそ紐倉が村長と元理事長の調査依頼を受けた大きな理由の一つです。
そして食事の時間になり、突如高家に異変が起きたのでした。
しかし、紐倉は高家に異変が起こることを予想していたようですよ。
すっかりドSな紐倉の実験台にされた高家に何が起こったのでしょうか?
いつも厳格な高家の性格が見る陰もなく崩れ落ちていきます!
ガラガラドッシャーン!
インハンド29話デメテルの糸④のネタバレと感想
「私はどんどん良くなっていきます」
「私は素晴らしい」
静かな村に幸田の声に合わせて療養ステイの参加者の声が響きます。
まさにその通り、紐倉によるとこれはフランスの精神科医エミール・クーエが確立した「自己暗示療法」というものだそうです。
効果があるみたいですよ。
自分がポジティブだと思い込む事で本当にポジティブになるんだとか。
でも、高家は「自己啓発っぽい」と批判的ですが。
そこに紐倉たちが泊まっている楽山荘の主人が一枚の文書を届けます。
文書には村長横田の一日のスケジュールが書かれていました。
それを見て紐倉は一言こう言います。
「なるほど」と。
そんな紐倉の思いをよそに更に療養ステイのメンバーたちの唱和が続きます。
「私は素晴らしい」と。
治療とは言え、ちょっと不気味な事は確かですよね。
しかし、紐倉は冷静そのものでこの療法をこう分析するのでした。
「フロイトの精神分析は言語能力の高い人にしか使えないが、自己暗示は素朴な人に受け入れられた」と。
そしてこう続けます。
「クーエも無料で診療する善人だったしな」と。
それはどうでしょう。今の処紐倉の真意は見えてきていません。
さて、療養ステイの次のプログラムは「毛糸アート」です。
意外と紐倉は楽しんでるみたいですよ。
紐倉らしく「トリパノソーマ(寄生虫)」のアートを熱心に作ってたりします。
こんな時にも寄生虫が頭から離れない紐倉でした。
しかし、流石は紐倉!
しっかりと脳みそがフル回転しているのです。
紐倉が気になったのは毛糸アートの見本となっているデザイン。
それは、メキシコ先住民ウイチョル族のアートでした。
そしてそのアートの中心にはどこかで見たようなマークがあるのです。
紐倉によるとウイチョル族が描いたのはサボテンだそうです。
しかし、紐倉はこう言いました。
「ここのは違うようだな」と。
さあ、それは今の処紐倉が説明してくれないので分かりません!
この謎はひとまず置いといて、食事の時間になりました。
高家は、「旅館の食事の方が美味しかったな」と言いつつもバクバクと食べています。
一方、紐倉はその姿をじっと観察していました。
さて、場面はまたまた変わって紐倉と幸田は薬師療会の庭に居ます。
そこには怪しげな草がいっぱい育てられているではないですか。
幻覚成分があるチョウセンアサガオ、心臓麻痺を引き起こすジギタリス、そして、猛毒があるトリカブトやハシリドコロ・・・
いずれも猛毒が含まれています。
しかし、幸田はこう言うのでした。
「薬と毒の違いは分量だけです」と。
確かにチョウセンアサガオは江戸時代に全身麻酔に使われました。
幸田によると、薬剤師として病院に勤めていた時に、治らないで薬漬けになる患者たちを見続けたのが薬師療会を開いた理由だったそうです。
そして、幸田はこう言うのでした。
「私は本当に患者さんを治したいんですよ」と。
さて、次なる治療は音楽療法。
そのスキを狙ってついに動き始めましたよ、紐倉が!
高家と一緒に関係者立入禁止の食品庫に忍び込んだのでした。
大抵は遊んでいますが、こういう時だけは素早いのが紐倉なんですね。
しかしです、その最中に高家が異常な行動を取り始めるのでした。
なんと、突然大声で笑い始めたではないですか。
笑いは全く止まりません。
当然関係者がその声に気付いて二人を追ってきました。
笑いが止まらない高家を伴って紐倉は逃げ出します。
その先には予め紐倉が手配したのでしょう、潤月が車で待っていました。
そうみたいですね。
高家の笑いは車の中でも全く止まる気配がありません。
それどころか、何と服を脱ぎ始めたではないですか!
なおも服を脱ぎ続ける高家・・・
その姿を笑って見ている紐倉!
しかし、若い女性の潤月にとってはたまったものではありませんよね。
車の中から潤月の「きゃ~」という大音声の悲鳴が響き渡るのでした・・・アーメン!
まとめ
今回、紐倉と高家は薬師療会の本丸に入り込みました。
そこで行われていたのは自己暗示療法という、参加者をポジティブシンキングに導く治療法です。
それだけならありがちな治療ですが、大きく違うのは薬師療会の庭で育てられていたのが、チョウセンアサガオやジギタリス・トリカブトといった猛毒の草!
確かにそれらは猛毒ですが、量を間違えさえしなければ薬にもなる草なのです。
「患者を助けたい」と主張する幸田は、その草を利用して何をしようとしているのでしょうか。
果たして幸田はクーエのように善人なのか、それとも毒を操る悪魔なのか・・・
その一つのヒントは療養ステイの食事後に大声で笑い始めて服まで脱ごうとしている高家の変貌した姿ですね。
これは明らかに横田村長と同じ症状と言えます。
この事実だけ見ると、幸田が高家に毒をもったとも取れますが、本当にそうなのでしょうか。
そんな簡単なものではないかもしれませんよ。
例えば、誰かが幸田を罪に陥れようとしているという可能性だってあります。
マンション住民の死の真相も未だに解決を見ていません。
これはまだ事件のプロローグなのでしょう。
これから更に大きな展開が待っているのは間違いありません。
次話が益々楽しみになってきましたよ!
次号の発売は、4月28日(火)ですが、残念ながら休載となりました。
次回のインハンドは、5月12日(火)になります!
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