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テログループからの銃撃を何とか切り抜けた紐倉は、犯人が逃げ込んだUSAMRIIDに単身乗り込みます。
「このままだと今晩中に大規模テロが起きる」!
自分が止めなければという熱い思いに押されての決死の覚悟だったのです。
止められるのは紐倉のみ!
何故ならばそのテロリストこそ紐倉の親友入谷たったからです。
しかし、必死の説得も虚しく入谷はビルから飛び降りてしまったのでした・・・
いよいよ、漫画でもドラマでも大好評を呈した「インハンド」の最終回!
壮大なクライマックスが待っていますよ!
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それでは、2020年11月24日発売のイブニング2020年24号に掲載されているインハンド40話ケイロンの鈎(かぎ)⑨のネタバレと感想をお届けします!
インハンド40話ケイロンの鈎(かぎ)⑨のあらすじ
ビルから自ら落ちて死に行く入谷!
その身体を紐倉の右腕が受け止めます。
入谷を助けよう、その強い思いが紐倉の右手に力を与えるのでした。
しかし、そんな思いにあがなうようにこう言います。
「君の幸運の右腕をもらっていくよ」
そして、銃で紐倉の右腕を撃ち抜いたのでした。
インハンド40話ケイロンの鈎(かぎ)⑨のネタバレと感想
今まさに入谷はビルから落ちようとしています。
しかし奇跡的に紐倉の右腕が、銃を握った入谷の右腕をつかんだのでした。
そう、紐倉は命がけで入谷を助けようとしたのです。
しかし、入谷はこう言いました。
「放せ、君も落ちるぞ」と。
入谷は続いてこう言います。
「君が死んだらこの実験の調査をしてもらう人がいなくなる」と。
そしてさらにこう言い放つのです。
「離してもらわないと。君の幸運の右腕をもらっていくよ」と。
そしてなんのためらいもなく銃の引き金を引くのでした。
パン!という乾いた銃声とともに紐倉の腕に玉は当たり、次の瞬間入谷はビルから落ちて行きます。
直後にFBI捜査官が到着しましたが全てが終わった後でした。
そんな捜査官に紐倉はこう言います。
「空中散布だ!入谷がうっかり漏らした」と。
入谷を必死に助けようとしている中でそこまで推理できるってのは流石紐倉ですよね。
情熱を秘めながらもクールなのが紐倉らしさでしょう。
こうして、紐倉の命がけでつかんだ事実によりバイオテログループの犯行を直前で阻止することが出来たのです。
その後、紐倉はベッドに横たわることになりました。
FBI捜査官は紐倉に言います。
「大した怪我じゃないのに炎症が拡がっているんだとよ。このままじゃ切断になるぞ!」と。
そしてこう続けました。
「お前死のうとしているんじゃないだろうな?」と。
捜査官はこうも言いました。
「傷持ちで生きるのも悪くないぜ。その傷はきっとお前を賢くする」と。
そして、紐倉の右手は手術で切断されたのです。
これが心理療法により蘇った紐倉の記憶の全てでした。
精神科医草壁の治療の目的は過去のトラウマを蘇らせる事だったのです。
思い出させて心を再生させる、そのような治療は見事に功を奏したと言えます。
過去と正面から向き合った紐倉はこう言いました。
「なんて馬鹿なんだ。腕がなくなってホッとするなんて・・・」
「罰を受ける必要なんて無かったのに・・・」と。
そしてこう実感したのです。
「あいつは僕のせいで死んだんじゃない!」と。
そう、紐倉は今までずっとその思いに囚われてしまっていたのでした。
今、過去の事が正しく意味付け出来るようになったのです。
草壁は言います。
「もう処理が出来たようですね」と。
それに応えるように紐倉は言いました。
「僕が彼を治療できる可能性はなかった。あいつは自分で死を選んだのだ」と。
それは、紐倉から完全にトラウマが消え失せて陽が差し込んで来るような軽い気持ちに変わった瞬間です。
「君の右手をもらっていく」という入谷の言葉に、今ならこう言えるのでした。
「そんなものでよければくれてやる。僕には新しい右腕がある!」と。
そして「僕の右腕を奪っても君は僕を連れていけない」と。
こうして紐倉の心からトラウマは完全に消え失せて、更にパワーアップするのでした。
ある日、紐倉は寄って来た高家にこう話しかけます。
「何か聞きたいのか?カウンセリングのこと」と。
それに対して高家はこう答えました。
「話したいのか?」と。
紐倉は「いや別に」と言います。
それに呼応するように「じゃいいよ。何も聞かなくて」
その言葉を聞いた紐倉は高家を優しい眼差しで見つめるのでした・・・
高家に出会った事、それはきっと紐倉にとって大きな幸いだったのでしょう。
まとめ
ついに最終回になってしまいました。
この最終回最大の見せ場は、紐倉の右腕が失われた理由が明らかになり、ずっとその事実によるトラウマに悩んでいた紐倉の心が解き放たれた事です。
入谷が死んだことを自分のせいだと責め続けていた紐倉が、草壁による治療で出した結論!
それは、「あいつは僕のせいで死んだんじゃない!」という事実だったのです。
さて、これでインハンドは終わってしまうのでしょうか。
読者としてはそれが一番気になるところです。
これは想像ですが、朱戸アオ先生はしばしのリフレッシュ後にまた続編を描いてくれるのではないかと私は確信しています。
だって、これだけ面白いストーリーなんですもの。
それにまだまだ見ていたいですよ、紐倉と高家の笑いに溢れたやりとりを!
編集者も「またネタが溜まったらやりましょうね!」と書いています。
その思いがきっと近い将来叶うのではないか、そう思いつつ取り敢えず記事を終えますね!
朱戸先生、長い間お疲れさまでした。そして楽しいストーリー有難うございました。
またお会いできる日を楽しみにしています!
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