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内閣情報調査室の恵良の親友米谷の不可解な死。
米谷の自宅にあったバイオテロの為の自家製ラボはどのような目的に使われたのか。
テロリストと疑われる米谷の無罪を信じる恵良は、親友の無罪を信じて調査に走り出しました。
そして見つけ出した米谷のスペイン語の教師から聞いたのは・・・
スペイン語だけでなくインドネシア語の勉強をしていたという事、そして、色々な人に蝶を売ってくれないかと頼んでいた事です。
また、託された一通のメールには「キラキラした蝶」という文字が書いてありました。
それが今回の不審死にどう繋がるのか、友情に突き動かされるような懸命な恵良の調査が続きます。
かたや、蝶のサナギに夢中で事件に無頓着のように見える紐倉ですが、既に事件解決に向け脳みそは回転し始めるのでした。
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それでは、2020年1月14日発売のイブニング2020年3号に掲載されているインハンド24話プシュケーの翅(はね)③のネタバレと感想をお届けします!
インハンド24話プシュケーの翅(はね)③のあらすじ
公安部外事の塩田が米谷をテロリストと疑う最大の理由は、自宅にあったバイオテロを起こせる程の自家製ラボ。
そしてもう一つは、米谷がインドネシアのテロ組織に近い人間ともメールのやり取りをしていた事実です。
しかし、塩田の捜査は暗礁に乗り上げてしまった為、紐倉にアドバイスを求めました。
それに対して紐倉は、ラボにあった唯一の犯罪の痕跡を指し示すのです。
それは蝶のサナギ!
そして、紐倉は塩田にこう言うのでした。
「あなたが思っているような犯罪じゃないよ。おそらくもっと美しい罪さ」と。
蝶のサナギに隠された美しい罪とは何なのか、それが米谷の名誉を回復させ、恵良の心を安堵させるものなのか・・・
ただただサナギと遊んでいるかのように思われた紐倉がついに動き始めました!
インハンド24話プシュケーの翅(はね)③のネタバレと感想
受験シーズンを直前の雪村潤月は、将来自分がどのような職業につくのか思い悩む日々が続いています。
「リウーを待ちながら」で描かれたように、潤月のお母さんは医者でペストに倒れました。
また、潤月自身もペストにかかり、原神医師に助けられた過去を持っています。
そんな原神の執念を目にしたからこそ医者を目指そうという思いもありますが、母親と暮らしていた時に感じたのは「なんか違うかも」という思いでした。
料理も好きでそちらも目指したい・・・
医者と料理人、どちらを目指せば良いのか。
「なんか私、半端だな」
悩みは果てしなく続きます。
さて場面は変わって、車の中の恵良と牧野巴の会話。
恵良によれば、米谷はイモガイに凝るなど多趣味な人だったそうです。
そんな米谷が無趣味な自分と仲良しになるなんてと恵良は不思議がりました。
でも、こういうちょっとした恵良の言葉にも強い友情を感じますよね。
決して揺るがぬ信頼感があるからこそ、米谷の無実を証明したいんでしょう。
朱戸アオ先生は、事件だけでなく潤月や恵良の心をさりげなく描くからこそインハンドという作品に厚みを感じるのだと思います。
ディテールって大事ですね!
さて一方、紐倉はと言えば、モルフォ蝶の鱗粉(りんぷん)について高家に講義中。
モルフォ蝶の綺麗なブルーの羽の特色を実験を元に説明します。
なんとアルコールを垂らすと羽は茶色に変色しました。
この蝶の羽は複雑な断面をしていて、それが光をコントロールすることで綺麗なブルーに見えるそうなのです。
二人共もう蝶に夢中。事件のことなどどこ吹く風感満載!
そんなところに集まったのは、恵良と牧野、そして公安部外事の塩田です。
塩谷よると、米谷の捜査は手詰まり。
部屋からは危険なものは何も出てこないとの事。
しかし塩田は、米谷にテロリストの疑いがあると信じている為、紐倉に救いを求めに来たのでした。
「米谷さんはテロリストとメールだけでなく金銭のやり取りも」あると言うのです。
そのメールにはモルフォ蝶のサナギを譲ってくれという事しか書かれていませんが、塩田はそこに隠語が隠されていると疑うのでした。
それを紐倉は「現にさなぎがあるのに?」と即座に否定します。
しかし、塩田はなおも食い下がりました。
「インドネシアのテロ組織に近い人間ともメールのやり取りをしている」と。
それに対しても、紐倉は否定的です。
「蝶がいるようなジャングルには大抵反政府組織も居る」と。
では、なぜ米谷は自宅に自家製ラボを持っていたのか・・・
それには直接答えず、紐倉はこう言います。
「あのラボにあった犯罪の証拠が一つだけある」と。
それは蝶のサナギ!
蝶の生体の輸入は、植物防疫法に違反するんですよ!
つまり、あのメールは犯罪の証拠だと紐倉は言います。
ただし、メールをやり取りした時期から考えると、このサナギは輸入したサナギから何代か経過したものだと紐倉は推理しました。
そして、塩田にこう宣言するのです。
「あなたが思っているような犯罪じゃない。おそらくもっと美しい罪さ」と。
ここで、恵良と米谷の回想シーンになります。
米谷はこう言いました。
「やっぱり表が綺麗すぎるのがいけないんだよな。おかげで裏の平凡さが汚く見えちゃってなぁ」と。
この言葉に対して恵良はこう返しました。
「完璧に美しい社会に警察はいらないぞ」と。
米谷は、「警察の話じゃない、趣味の話だ」と反論します。
そんな回想をしながら、恵良はなにか思い当たったようで、紐倉にこう訪ねました。
「この蝶って裏側はどうなっています?」と。
この言葉にヒントを貰ったのか、紐倉はこう言うのでした。
「なるほど。そういう事か」と。
今回も思わせぶりな感じで終わっちゃいましたね。
でも、どうやら紐倉は事件の概要がつかめたみたいですよ。
蝶の裏がどうなっているのか、気になりますね!
まとめ
人間に表裏があるように、蝶の羽も同様みたいです。
それがこの事件の鍵になるんでしょうね。
果たして米谷は恵良が思うような人物だったのか・・・
紐倉が言う「美しい罪」って言葉も非常に気になりますよね。
そして、未だに謎なのが自家製ラボの存在です。
サナギを飼育するだけなら必要のないものですし、何故ラボが必要だったんでしょうね?
もう一つ気になるのは潤月の進路!
医者を目指すのか、それとも料理人なのか・・・
その決め手になる事を紐倉が示してくれるのではないかとも期待します。
次号が楽しみですね!
次号は、1月28日(火)発売となります。
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